内容紹介【ふし】（9）

ふしぎなえ　安野光雅・作、福音館、'68.3.1.
　　あがってもあがっても下へいく階段。
　　どうしてもさかさまに歩いてしまう横断歩道。
　　そんなふしぎな世界が次つぎとくりひろげられる、子どもからおとなまでが
　　楽しめる「だまし絵」絵本。

ふしぎなきかい　安野光雅・作、福音館、'72.5.25.
　　こびとがすてきな魔法の機械を発明しました。この機械には入口と出口があります。
　　左の入口から何かを入れると、右の出口から違ったものになって出てきます。
　　この機械を使ってどんなことができるかな？
　　
ふしぎなのり　安野光雅・作、福音館、'74.9.15.
　　ふしぎなのりによって、まったく関係のないものがくっつき、
　　１つの形や生き物になったり、自然の造形物から、想像上の生き物まで、
　　様々なものが登場します。
　　表になっていて色と物をくっつけたり、言葉と物をくっつけたり・・・。
　　
ふしぎなナイフ　福田隆義・絵、中村牧江・林　健造・作、福音館、'85.11.1、'97.2.
　　ここにふしぎなナイフがあります。このナイフは、ひとりでに曲がったりねじれたり、
　　きれたり、ほどけたりします。そしてしまいには、どんどんふくらんでいって…。
　　光沢あざやかなナイフの美しい絵本。
　
不思議の国のアリス　ポップアップ絵本
　　R・キャロル・作、わくはじめ・訳、R・サブタ・作、'06.、大日本絵画
　「不思議の国のアリス」はロバート・サブダの作品群の中でもまさに驚くべき創作作品
　　として、永く評価される最高傑作でしょう。限られた絵本の中でルイス・キャロルの
　　原作により忠実にと、工夫をこらした頁構成、ジョン・テニエルの絵心を見事に伝え
　　る中にも、螺鈿をちりばめたような箔の効果を生かした、圧倒的であでやかな画面!!
　　ポップ・アップ絵本の可能性を大きく押し広げたサブダの世界は、頁をめくるたびに
　　わくわくドキドキと読者を魅了することでしょう。

不思議の国のアリス　
　　R・ツヴェルガー・絵、ルイス・キャロル・文、石井睦美・訳、BL出版、
　　'08.11.10.
　　ウサギを追って穴に落ちたアリスを待ち受けていたのは、チェシャ猫に
　　うかれ帽子屋、三月ウサギにハートの女王…。世界中で愛されているお話ですが、
　　ツヴェルガーの斬新な絵と、石井睦美の新訳は、読者の新たな想像力をかきたてます。

ふしぎふしぎ　長　新太・絵、片山令子・文、国土社、'97.7.20.
　　ミチコは、空にむかって言いました。「ああ、おいしいひかり」すると空から、
　　まぶしい手がミチコの前にのびてきたので、いそいでびんをもってきました。
　　ぽとぽとぽとっと…おいしいひかりをびんの中に入れてくれました。
　　ミチコはそのびんをもって散歩にでかけ、動物たちにもわけてあげました。
　　長新太・片山令子コンビの初めての絵本。
　「はんぶんことぜんぶとどっちがおおい？」という質問に、「はんぶんこにきまってる
　　じゃない、ぜんぶは一人だけおいしいけれど、はんぶんこはふたりともおいしいもの」
　　といってひかりを分けてあげる。おいしいひかりへの喜びと感動を愛情とはどんな物か
　　を表現しつつユーモアいっぱいに書かれた作品。

ぷしゅ〜　石井聖岳・絵、風木一人・文、岩崎書店、'06.06.20.①、
　　'07.06.15.②、850（1300）
　　海で遊んだあとは、うきわの空気を「ぷしゅ～」とぬいて、かたずけよう。
　　バスに電車にレストラン。いろんなものが、ぷしゅ～。家に帰っておやすみなさい。
　　最後はなんと…。読み聞かせにもぴったり！　ナンセンスを楽しもう！

富士山うたごよみ　U・G・サトー・絵、俵　万智・文、福音館書店、'12.12.20.①、1300
　　日本を代表するグラフィックデザイナーＵ.Ｇ.サトーの描くユーモアと奇想にあふれる
　　24枚の富士山のイラストと、短歌をひろく現代人の身近なものにした歌人俵万智が
　　二十四節気になぞらえて配した自作の歌と詞書きとが、 絶妙に響き合い、これまで
　　だれも見たことのない富士山が、そして、子どもから大人までだれもが
　　日本の四季を楽しめる、全く新しいジャンルの絵本が、出現しました。